光熱費

住環境設計ツール”エネルギー消費性能計算プログラム”

dai

住宅のシミュレーションツールがないかなと思って調べていると、建築研究所の”住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム”というものに出会いました。

熱負荷計算は1から構築するのにとても時間がかかるのですが、なぜか標準住宅モデルの情報がすでに入っている構築済の状態から解析できるツールがありましたのでご紹介します。

標準住宅モデルについてはコチラで紹介してます。
標準住宅モデル
標準住宅モデル

住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラムとは

非住宅分野では省エネ計算とかでよくお世話になっています、建築研究所のホームページ。国交省も協力と書いており、公的なツールがまとめられております。

便利ツールばかりでとてもお世話になっております。

https://www.kenken.go.jp/becc/

上のホームページに行っていただくと、4章に住宅のプログラムがありまして、そこから飛ぶことができます。念のため下にリンクを配置します。

https://house.lowenergy.jp/

何が検討できるのか?

簡易入力と詳細入力がありますが、ここでは簡易入力で説明したいと思います。

簡潔にかきますと、建物の外皮性能、冷暖房、換気、給湯、照明の情報を入れると年間のエネルギー使用量がわかるということです。つまり、年間の光熱費の計算ができるということ。

具体的には以下のようなことが検討できます。

  • 窓の仕様を上げた場合のランニングコスト削減
  • 個別冷暖と全館冷暖房のランニングコスト差
  • 高効率のガス給湯器を使用した場合のランニングコスト削減

以下のような出力ができます。フリーでかつ登録もなく計算できるのは驚きです。

以下の一次エネルギーというのは省エネルギーを考える上ではとても重要な要素なのですが、光熱費を確認したいときはコチラの値ではありません。

下にスクロールして現れるものが大事な指標である”設計二次エネルギー消費量等(参考値)”です。例えば、消費電力のkWhというところは電気料金で、30円/kWhと仮定*すると、以下のケースでは約16万円、ガス消費量は都市ガスを想定して45MJ/m3、1m3=180円と仮定*するなら約13万円となりますね。

*注 ランニングの試算には、電気やガスの単価を仮定したりする必要があります。これは契約する会社や時期によって変わりますので、こちらの値は参考値として自身で計算してください。

操作方法

目的に応じて具体的にどのような作業をするものなのか、今後徐々に加筆していこうと思います!。1/6現在

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Dai
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Dr.
二児のパパ。博士(工学)取得後、エンジニアと某大学非常勤講師を兼任。 気ままに更新していきます。
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