光熱費

気密測定

dai

気密測定とは?

ふつう気密測定なんてあまり目にすることもないし、何それって思われる方が大半だと思います。

簡単に言うと、隙間が少ないか大きいかということです。

断熱回収した物件で私が経験したもので0.8[cm2/m2]という値だったのでそれより小さければ性能がよいかなという印象です。

気密性能が悪い家

では気密性能が悪い場合はどんな現象が起きるのか?と言われることがあるのですが、主にランニングコストが増える(エアコンの効きが悪くなることに起因)、快適性を損なう(足元冷える)ということが挙げられます。

気密性能が高いほうがいいはず。

気密性能の測定はどんなものか

かれこれだいぶ昔に私が測定したときの写真です。コーナー札幌さんの測定機器です。大体依頼して10万円しないくらいじゃないかなと思います。

見ての通り、”住宅の隙間”からコンセントや冷媒用貫通孔などは除かれてテープで閉じるなどします。このため実際使われる状態は測定値よりは大きくなります。

コンセント裏は防気カバーというものを設置したり工夫されている場合が多いです。

ちなみに私はこの測定機器、ベンチューリ管やファンを購入して一から作ったことあります笑

えっ!?

どのくらいをターゲットとするか?

寒冷地では1[cm2/m2]、温暖地では2[cm2/m2]と言われています。寒冷地で大きいのは暖房にエネルギーをたくさん使うからで、関東の三倍いかないくらいのエネルギーがかかかります。この差びっくりしますよね。

隙間からの熱損失は極力なくしたいネ!冷え性だし…

検討している人へ

建築家に相談が敷居が高いのは事実ですが、情報収集から始めるのが第一歩だと思います(タダだし)。例えば下のようなところですとZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)に特化した住宅情報が手に入ります。ZEHは別のコラムで説明しようと思います。

注意なのは、ZEHとした際に気密性能について言及があるか、というところが大事だと思います。

気密性能がゼロというのは実際無理なので、ある程度で妥協が必要です。

余談

よく海外の気密性が引用されますが、計算方法や定義が違うことがありますので単純に比較できるものではないです。

また、かなり小さい隙間にできるぞと言われているメーカーさんもいると思いますが、小さければ小さいだけ相対的に誤差が大きくなるので値の不確かさが大きくなります。

気密性能は小さいに越したことがないのですが、求めすぎはNGです。

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Dai
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Dr.
二児のパパ。博士(工学)取得後、エンジニアと某大学非常勤講師を兼任。 気ままに更新していきます。
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