小テスト15-音響
今回のテーマは音響についてです。
①正誤問題
問題
解答
×です。
”6dB増加する” が正解です。
解説
音源が4つになったということは、音の強さが4倍になったということです。
音圧の二乗が音の強さに比例するので、音圧は2倍です。
音源一つの場合
音圧レベル=20log10(P/P0)
音源四つの場合
音圧レベル=20log10(2P/P0)=20log2+20log10(P/P0)
log2=0.3なので、6dBと導きます。
過去問では、二倍なら3dB、四倍なら6dB程度しか出ていないと記憶してますので、このくらい覚えておいても損はないと思います。
実際ビルマルの室外機なんて横に並びますからね、加算されて無視できない騒音源になるわけです。
②正誤問題
問題
解答
×です。
67dBが正解です。
解説
違いを見ると距離が二倍っていうことくらいですね。
点音源というところに注意が必要で、例えば点から100個の線を放出したときに遠くなればなるほど線の密度が小さくなることはわかると思います。
点音源の場合、距離が二倍だと音の強さは1/4倍になります。そして音の強さは-6dBとなるので、73-6=67dBとなります。
次の問題も関連しているのでそちらで解説いたします。
③正誤問題
問題
解答
×です。
解説
問2の派生問題なのですが、音源のモデルには、点、線、面があることを頭にいれないといけません。
点音源は特定の一か所からの騒音で、距離の二乗に反比例して音の強さが減少します。四角錐の頂点に接している4辺を2倍に延ばすと、底面が4倍になることでなんとなくわかると思います。
線音源は距離に反比例して音の強さが減少します。点と異なり辺で固定されているので底面は2倍になります。
面音源は距離減衰はほとんど見込めません。例えば面音源から100個の線が出ているとして、直上の同じ面には100個の線が入るからです。
あとがき
花粉症が尾を引いているようで、咳がずっと続いています。コロナがおさまってきているとは言え出社も外出もしにくいのでとても不便です。
どこかのウェブサイトで咳が一回当たり2kcalと書いてあったのですが、一分に2回、12hで約1400kcal。基礎代謝に近い値になっていて、ちょっとげっそりしているのはこの理由かもしれません。(情報に信憑性はないのですが…)