小テスト12 日照・日射について
dai
Dai’s 建築環境日記
今回のテーマは空気調和設備についてです。
TAC温度です。
超過危険率と言われていますが、要は年間のデータのうち暑すぎたり寒すぎたりする日を取り除いたものです。
よく2.5%とか3%とか使われますが、何を言っているのかは下のグラフでわかると思います。
左は東京百里のepwデータですが時系列データとしては左のようになります。8760個の一時間のデータがありますが、それを左から低い順に並べていくと右の図になります。
TAC温度というのは右の図の端から2.5%(219番目)のデータを夏のピークに、左から2.5%(219番目)のデータを冬のピークに使うことになるわけです。
×です。
これは有名な問題ですよね。
日射となると窓の透過のほかに窓に吸収される成分もあり、上の要素に加えて窓に吸収された熱の再放射成分が含まれなければならないというものです。
○○○:冷房時と●●●:暖房時です。
暖房時の建築にとって、人間は天然の加湿+加温装置ですよね。パソコンも発熱しているので冬季は何もしなくても暖房できている、なんて状況がよくあります。
ただ、人が少ないオフィスですとその加温分がありませんので、その際は空調機で対応をせざるを得ません。なので、暖房期には計算に含めないことが多いです。
epwデータはフリーでダウンロードができ、Energy plusのホームページから各地の気象データも見ることができます。
初期検討ではepwデータと以前動作検討したClimaplusを使うと負荷が出力できるので相当早い初動…
年々設計の速度が早くなっていますね。